ずーっと、ちょっとだけ欲しかったLogicoolのトラックボールマウス「M575SP」を誕生日プレゼントに買ってもらったので、レビューします!

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Logicoolとは?

Logicool<ロジクール>は、1981年にスイスで設立されたパソコンの周辺機器とかを作ってるメーカーです。

Logicoolはゲーミングデバイス専門の「Logicool G」などのブランドも手掛けていますが、今回は「Logicool」ブランドのトラックボールマウス「M575SP」をレビューします。

M575SPは「M575」というロングセラーのトラックボールマウスの後継機となるもので、2024年9月に刷新されました。

トラックボールマウスとは?

トラックボールマウスは普通のマウスと違って、マウス本体を動かさずにマウスポインターは親指にあるトラックボールを使って操作するマウスです。

マウスの動きをトラックボールに置き換えただけで、LogicoolのM575SPは左右クリック、スクロールホイールなどは今までのマウスのまま操作します。

こんな感じ。

ちなみにLogicoolデバイスのカスタマイズができるLogi Options+を使うことで、ボタンの割り当てやマクロみたいなアクションを編集することもできたりします。

M575とM575SPの違い

M575SPはM575の後継機ということで、その違いを比較してみます。

M575 M575SP
クリック音 カチッ ほぼ無い
接続環境 USBレシーバーとBluetooth Logi BoltとBluetooth
マルチペアリング できる できない

形は同じですが、大きな違いは超静音のクリック音と、「Logi Bolt」という規格で接続ができること。

M575SPはUSB-Aポートにぶっ刺して使うUSBレシーバーが付属していますが、そのUSBレシーバーを使うことで周りの環境に左右されずに安定して接続することができます。

公式によるとこんなものですね。

Logi Boltは、Wi-Fiアクセスポイントや周囲のワイヤレスデバイスからの干渉で混雑したワイヤレス環境でも、強力な接続を提供するように設計されています。Logi Bolt USBレシーバーは、最長10メートルの堅牢で安定した接続を提供し2ワイヤレス動作可能範囲は、動作環境とパソコンセットアップによって異なる場合があります。

ちなみにLogi Bolt自体はM575SPだけに限った話ではなくて、Logicoolの他の製品でも利用することができます。

M575SP

同梱物は下記の通りです。

  • マウス本体
  • 単三電池
  • USBレシーバー

気になるサイズ感ですが、普通のマウスより少し大きいかなー…というくらいです。大きいのはちょっと…と思う人もいるかもしれませんが、クリック領域が広いので手の小さな女性でも不便はないかと思います。

接続はBluetoothと2.4GHzのUSBレシーバーで可能です。有線での接続はできないので有線接続をしたい場合は候補から外してくださいね!

使ってみた感想

使ってみた感想をざっくりまとめてみました。

慣れるまで大変

もうこれに尽きます。マウスを直接動かすわけでないのでそれなりに慣れが必要なのは当たり前なんですが、特にテキストをコピーしたりするときによく使う「テキストの選択」の動作は、クリックしながらトラックボールを操作するのに時間がかかると思います。

器用さとかにも依るのですぐに慣れる人もいると思いますが、これは苦労しました。

また、PhotoshopとかIllustratorとかのペンツール、Excelのセルの選択、小さなボタンのクリックとかはイラッとすることが多かったので、そういうことでイラッと感じたらマウスポインターの速度を遅くしてみると解決するかもしれません。

また、M575SPは手を置くと自然にスクロールホイールに中指が置かれるように設計されています。どんなマウスでも「スクロールは中指」「右クリックは薬指」という操作に慣れている人であればすんなり使えるかと思いますが、スクロールを人差し指で使っていた人は、親指のトラックボールでの操作と、さらに中指のスクロール、さらに薬指の右クリックに慣れる必要があります。

指が自然な位置に置かれるのでずーっと苦労するようなことはないかと思いますが、最初は少し戸惑うかも。

かなり省スペース

マウスを直接動かさないのでマウスパッドが不要で省スペースになります。めちゃくちゃメリットかというとそうではないですけど、キーボードとマウスの距離が変わることがないのは良かったです。

カフェとか図書館とかスペースが限られてる場所で仕事をしてるなら超メリットだと思います。

駆動は単三電池

普通のマウスで単三電池を使うと重くなってしまうのでデメリットでしかありませんが、トラックボールマウスだと重くなることで安定感が増すのでメリットだと思いましたね。

電池寿命は最長で18ヶ月とアナウンスされてます。

静音すぎる

M575SPは「カチッ」というクリック音ではなく「コッ」という感じになってめちゃ静音です。ぼくは頻繁にオンラインミーティングを行うのでクリック音が相手に聞こえないか気になってましたが、これで解消できました。

が、キーボードは赤軸のゲーミングキーボードを使っているのでタイピング音は相手にめっちゃ聞こえてると思います!

てへっ。

マルチペアリングは不可

ぼくはWindowsのパソコン1台でしか使ってないので不便ではなかったですけど、前モデルの「M575」ではできていたマルチペアリングには非対応です。パソコン1台で使うには問題ないですが、WindowsとMacを使っている場合でマウスをひとつで済ませたいとかであればデメリットに感じると思います。

マウス感度を変えるにはアプリが必須

これはトラックボールマウスに限った話ではないですけど、細かな動きをさせるためにマウスポインターのスピードを遅くすると親指を駆使することになりますし、マウスポインターのスピードを上げると細かな操作がやりにくくなります。

MS575SPのマウス感度の初期値は1000dpi(50%)になっているので、細かな操作が難しいなーって感じたら、700dpi(35%)くらいまでスピードを落とす → 1時間くらい使う → 5%ごと調整する → 1時間くらい使う → 繰り返す、という感じで調整するのがおすすめです。

また、Logi Options+からはボタンの割り当てとかマウスポインターのスピードをアプリごとに切り替えることもできるんですけど、どっちにしても遅いものは遅いし早いものは早いので、グローバル設定で良いかと思います。

そしてこのマウス感度はLogi Options+というアプリを使わないと変更できません。

高性能なマウスだったらマウス本体に感度調整ボタンが搭載されているものもあって瞬時に切り替えることもできるんですけど、マウス感度を変えるためだけに専用のアプリをインストールしないといけないっていうのは正直面倒ですね。

「戻る」ボタンが最高

だいたいのマウスでは「戻る/進む」ボタンを親指で操作するように配されていることが多いと思いますが、M575SPは人差し指で利用ができるようになっています。

これはかなり良い感じの場所にあって、しかも手前にある「戻る」ボタンのみ識別しやすいように少し盛り上がっているので自然に使うことができます。

今まで通り普通に「戻る」ボタンとして使うこともできますが、Logi Options+のアプリを使うことで好きなキーを割り当てることもできるのは、Logicool製品ならではかなと思います。

「戻る」ボタンの場所はかなり使いやすい位置にあるので、自分なりの使い方を模索してみるもの楽しいかもしれません。

…。

…えーっと、「進む」ボタンはあれですね、遥か彼方の指が届かない場所に配されているので、ぼくにとっては飾りになってますねー…。

さいごに

ただのマウスだと考えると価格は高く感じるかもしれませんが、それに見合ったパフォーマンスは充分に感じられると思うので、今までトラックボールマウスを使ったことがなかった人には特におすすめです。

ちなみに余談ですが、オタク系YouTuberの@Annmir_안미르さんはトラックボールマウス(M575SP)とゲーミングマウス(G705)を使い分けているようなので、すべてをトラックボールマウスに切り替えるとかそういうのではなくて、シーンとか気分に合わせてマウスを切り替えて楽しむという使い方もアリですね!

で、本当の最後に余談なんですけど、寝る前とかに「ゲーム系女子」みたいな人の動画をたまに観るんですけど、みんなキーボード買いすぎじゃない?