病院のイメージはクリーンでカラーはホワイト、という常識を破ったウェブサイト「愛生会病院」を徹底分析していきたいと思います。

愛生会病院は2024年現在、http://www.aiseikai.or.jp/からhttps://aiseikai-cl.com/へとURLが変わりクリーンなイメージにリニューアルされていて、かつてのウェブサイトを見ることはできませんが、ウェイバックマシンを使うことで当時のサイトを楽しむことができます。

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キャプチャ

キャプチャを見てみましょう。

原色とGIFアニメーション、特に招き猫の目の点滅と「心から歓迎!」のメッセージには恐怖しかありませんが、どういった意味であれ印象に残る衝撃をユーザーに与えることは、優れたウェブサイトのあるべき姿とも言えますね。

ソース

要素をスクロールさせる<marquee>、センタリングさせる<center>など、すでに廃止されてしまったタグをふんだんに使っていて、さらに<marquee>には読み切るまで5分くらいかかるんじゃないかと思うほど長い注意事項が入っているのも特徴的。

注意事項は病院に関することではなくてウェブサイトを閲覧する際のものだというのも珍しいです。

推奨する Browser は Microsoft Internet Explore(Ver 6.0)で、全画面表示とするのが至適の様です。Home Page を Microsoft FrontPage で作成しました。その関係で、Netscape とは相性が悪く Version によっては全く受け付けないモノもある様です。同最新版(Ver 6.2)でも、「スクロール文字」が動かず、BGM が鳴らない様です!一部では画面の基調である表構造が消えないかも・・・・・・。各 Page は 800×600 ピクセルの画面構成・文字サイズ「中」で作成しましたので、Note型(=Book型)マシーンですとレイアウト異常が生じる事もある様です(現在使用されている HTML の限界に類するモノもある様です)。 native な画像の大部分は Matrox Millenium II(8megabite)で作りました。例によって jpg-Image は video-card が異なるとうまく再現出来ない事もある様ですネ! BGM は「*.mid」ですが、音源の無いマシーンでは単なる「騒音」になる様です(「Yamaha」の持ち合わせが無いので、「Roland」しか試してありませんが・・・)。「SoundBlaster」等の Sound-Board では「いまイチ」の人も多々おいでと思われます。その様な場合は Top 画面中程で「BGM off」として下さい。 通信速度が64,000bps 以下ですと「重い」かもしれません!

なげぇよ!

レイアウトは<table>をメインに使用した「テーブルレイアウト」で、2024年現在では誰もやらないですが、IEとNNなどブラウザごとのレイアウト崩れが起こらないように当時は大流行していました。

あのYahoo! JAPANでさえもテーブルレイアウトだったので、当時のフロントエンドの技術を意識したものだったのかもしれません。

技術

使われている技術は特になく、限りなくシンプルなHTMLで作られています。

まとめ

というわけで、愛生会病院の旧サイトを分析してみました。シンプルなソースと激重のGIFアニメーションという、軽くしたいのか重くしたいのか分からないウェブサイトですが、2024年現在も病院は運営されているので、サービスには定評があったのでしょう。

2024年現在は過去の愛生会病院を存分に楽しむことはできなくなっていますが、エイプリルフールのネタとして1日だけレイアウトを変えるとか、そんな演出をしてみても楽しいかもしれませんね!