1990年代の日本のロックシーンを駆け抜け、33歳という若さで亡くなったhideのソロワークスを総括する貴重な音源群が、最新のリマスタリング技術を経て2026年9月25日に配信スタートしました。

新たにリリースされたスペシャルアルバム「REPSYCLE+」と、オリジナルスタジオアルバムもリマスターされて登場していますよ。

スペシャルアルバム「REPSYCLE+」

最新リマスターアルバム「REPSYCLE+」は、Apple MusicやSpotify、YouTube Musicなど主要なストリーミングサービスとダウンロードで配信されています。

2024年のリマスター版に未収録だった11曲やボーナストラック、新録バージョンまで網羅した豪華スペシャルアルバムです。

収録曲はこんな感じですね。

  1. MISCAST (REPSYCLE version)
  2. In Motion
  3. 50% & 50% (Single version)
  4. EYES LOVE YOU (REPSYCLE version)
  5. ピンク スパイダー (Single version)
  6. CELEBRATION (feat. hide)
  7. Squeeze IT!!
  8. MISERY (Single version)
  9. HURRY GO ROUND (hide vocal Take2)
  10. TELL ME (Single version)
  11. Junk Story
  12. TECHNO POP (demo)

当時のギターキッズたちはEYES LOVE YOUのタッピングに挑戦してリズムが掴めずに挫折してましたねー。

ぼくも挫折したうちのひとりなんですけどねー。

未発表デモ「TECHNO POP(demo)」

「REPSYCLE+」の最大の目玉となるのが、生前のhideの歌声が聴ける未発表のデモ音源「TECHNO POP(demo)」です。アイデアを形にする段階のリアルな呼吸感や楽曲制作の原点が垣間見える貴重なトラックになっています。

新たに再構築された「MISCAST」

さらに注目なのは「MISCAST」ですね。今回のアルバムのために「REPSYCLE version」として新たに最新のリマスタリングが施されています。

原曲の持つエッジの効いたサウンドが、現代の音響環境で生まれ変わっています。

スタジオアルバムのリマスター

スタジオアルバムの「HIDE YOUR FACE」「PSYENCE」「Ja,Zoo」をハイレゾオーディオとしてリマスタリングした作品群がダウンロード限定でリリースされました。

これややこしいんですが、2024年リマスターバージョンはREPSYCLE -hide 60th Anniversary Special Box-に収録されていたバージョンでストリーミングサービスで聴くことができますが、2025年のハイレゾリマスターバージョンはダウンロード限定ということになっています。

年代や元々のサウンドレベルが異なる3タイトルが、最高峰の音質と音響バランスで蘇ってます。

HIDE YOUR FACE

1994年にリリースされた1stアルバムのHIDE YOUR FACE。X JAPANのギタリストという固定概念を鮮やかに覆してソロアーティストとしての強烈なアイデンティティを提示した衝撃のデビュー作ですね。「DICE」「TELL ME」などのシングル曲、1回は弾いてみたい激ムズボスハンドタッピングの「EYES LOVE YOU」を含む全16曲を収録。

ポップでありながらダーク、重厚なインダストリアルサウンドがハイレゾでより鮮明に響き渡ります。

PSYENCE

1996年にリリースされた2ndアルバムのPSYENCE。生演奏のアナログ音をデジタルで再構築する最先端の手法を導入した作品です。ライブではおなじみの「POSE」、シングル曲の「MISERY」「BEAUTY & STUPID」「Hi-Ho」、名作「限界破裂」を含む全16曲を収録。

スタジオアルバムとしての完成度が高く、クリアな音質によって各楽器の解像度が格段に向上しています。

Ja,Zoo

1998年にリリースされた3rdアルバムのJa,Zoo。「hide」名義ではなく「hide with Spread Beaver」名義でリリースされた1stアルバムでもあります。シングル曲の「ROCKET DIVE」「PINK SPIDER」「ever free」など大ヒットした曲だけじゃなく、オリジナルには収録されてなかった「子ギャル」も追加された全11曲を収録。

hideはこのJa,Zooが発売される6ヶ月前の1998年5月2日に急逝したため、生前に手掛けた最後のスタジオアルバムとなりました。

オリジナルアルバムで「ピンクスパイダー」とカタカナ表記されていた曲が英語で「PINK SPIDER」表記になっていますが、どちらも同じ曲です。リマスターバージョンは「PINK SPIDER」ということですね。

さいごに

時代を超えて愛されるhideのサウンドが最新技術によって磨き上げられ、現代のオーディオ環境で最高の状態で楽しむことができます。往年のファンはもちろん、これからhideの音楽に触れる人にとっても、彼の革新的なロック精神を感じ取る絶好の機会と言えますよ。

ぜひ高音質な音源で、hideが創り上げた音の世界に浸ってみてください。

2024年5月にリリースされた限定アニバーサリーボックスでは、2024年のリマスターアルバム3枚と2023年に開催されたhide with Spread Beaverのライブが収録されています。