数多くのウェブデザインスクールがありますが、何を基準にどうやって選べば良いのかを中心に、過去に2件のウェブデザインスクールでコーチをしていた経験からメリットとデメリットをお話しますよー!

この記事はデジタルハリウッドのSTUDIOのようなオフラインのスクールについては当てはまりません。オンラインスクールの話のみに言及していますので注意してください。

ウェブデザインスクールとは?

パソコンを全く触ったことがない初心者でも、ウェブデザイナーとして活動していくための知識や技術が身に着けられるスクールです。

受講については教材が用意されていて、毎日決まった時間に受講するのではなく、朝だけ、夜だけ、週末だけ、など自分のタイミングで進められるスクールが多いです。

また、基本的には3ヶ月から6ヶ月ほどで完結するようになっています。

ウェブデザインスクールの料金

料金については6ヶ月で20万円から100万円ほどまであります。ぼくは2社のウェブデザインスクールと契約していましたが、知識と技術という点だけで見ると覚えられることはどちらのスクールも同じでした。

料金の違い

じゃあ料金の違いは何か…ということですが、料金の違いは「スクールとコーチの質」だと考えれば間違いありません。

受講料金が安いスクールの実態は単純で、安い金額で働いてくれる人を探す → ほぼ誰でも受かる → コーチになる…という流れになっています。

ひどいコーチだと、「これは16pxにしておきます!なんでか分からないですけどね!アハハハハーッ!」なんて平然と言ったりしますので、コーチの質が高いというのはかなり重要です。

逆に料金が高いスクールはそもそも競争率が高く、コーチは厳しいテストをクリアしているため質が高い印象です。

では、どういったウェブデザインスクールを選ぶのが最適かを掘り下げていきましょう!

コーチの質

ウェブデザインスクールのコーチにはビデオ通話とチャットで色々と質問ができます。コーチには技術のことを聞いても良いですが、ノリが合うモチベーションを上げてくれるようなコーチを選ぶのが正解です。

もし希望通りのコーチでない場合は交代してもらうこともできますので、何か合わないなーと感じたら遠慮せずに交代してもらいましょう。

教材の豊富さ

だいたいのオンラインスクールには動画教材が用意されていますが、教材が豊富すぎるがゆえ必要ないことまで学んでしまうデメリットがあります。汎用性が低かったり限定的なテクニックを必死に学ぶ必要はありませんので、基礎と応用を効率的に学べるようなオンラインスクールを選びましょう。

営業の知識

オンライン説明会でスクールの説明を行う営業の質も重要です。

「2ヶ月で40万円を達成した実績がある」や「ハイスペックなパソコンは要らない」など、嘘ではないけど嘘に近しいことを言ったりすることもありますし、「誰でも簡単に稼げる」などメリットばかりしか言わない営業には注意しておきましょう。

ちなみに営業の質を知るための簡単な質問は「HTMLはプログラミングですか?」です。

HTMLはプログラミングではありません。

また、「そのベネフィットを見せてもらえますか?」も効果的です。

質の低い営業はベネフィットを用意していません。

永久保証を謳う

「ウェブデザインでの収入が受講料金を上回るまでサポートする」というスクールにも注意しておきましょう。これは受講期間を過ぎてもチャットのサポートを受け付けるというものですが、受講期間を過ぎてもチャットで相談してくる人はまれです。

スクールにとってはローリスクハイリターンな謳い文句ですので営業トークとして使われる機会が多いですが、このような程度が低い謳い文句しか使えないスクールだということに留意しておく必要があります。

さいごに

というわけで、数多くのスクールが存在していてどれを選べば良いのか分からなくなったときには、ある程度の受講料金が設定されていて、営業の質が高いところを選ぶのがおすすめです。

お金だけでなく自分の人生の大切な時間を削るメリットがあるのかをよく考えて、入校するか否かを決めましょう。

また、どんなスクールでも共通しているのは、自分でアンテナを広げて勉強する必要があるということ。課題だけこなすのではなく、率先して調べて勉強することはウェブデザイナーにとって必要なスキルだということも覚えておきましょう。