DTPやウェブで出てくるカラープロファイル、「CMYK」と「RGB」と「HEX」の違いを知っておきましょう。
CMYKとは?
CMYKとは「Cyan、Magenta、Yellow、Key」の略です。CMYKはウェブデザインで使用することはなく印刷物の色を表現するときに使用されるものです。光の三原色とは異なる減色方式を採用していて、すべての色を混ぜると黒色になるという特徴があります。
CMYKは0から100までの101段階で表されるので、最大で104,060,401色を表現することができます。
CMYKで黒色を表現するには下記のようにします。
C:100 M:100 Y:100 K:100
形式上すべての色を100にしていますが、Kは黒色のためKのみ100でも黒色になります。
RGBとは?
RGBとは、「Red、Green、Blue」の略です、RGBはウェブなどデジタルで使用されるもので印刷物に使用することはありません。光の三原色に基づいていて、すべての色を混ぜると白色になるのが特徴です。
RGBは0から255までの256段階で表現されるため、16,777,216 色を表現することができます。
RGBで黒色を表現するには下記のようにします。
R:0 G:0 B:0
HEXとは?
HEXとは「Hexadecimal」の略で、ウェブデザインやグラフィックデザインなどで使用される16進数で表されるカラーコードです。16進数は0から9までの数字とAからFまでのアルファベットの合計16種類の文字で表現されます。
HEXは、#のうしろに6桁の文字列並べたもので、それぞれの2桁がRGBの各色を表しています。HEXカラーコードはRGBよりもコードが短く正確な再現性ができるためCSSでよく使用されます。
HEXは0からFまでの16段階で表現されるため、RGBと同じ16,777,216色を表現することができます。
HEXで黒色を表現するには下記のようにします。
#000000
さいごに
「印刷はCMYKでウェブはRGB」と内容を理解せずに覚えている方も多いかと思いますが、基礎的な部分を学んでおくことで困ることもなくなりますので、ぜひ、覚えておきましょう。