ぼくはDellの13インチのノートパソコンに4Kのモニターを繋いで上下のデュアルモニターで使っていたんですが、ノートパソコンって画面が目線より下にあるので覗き込む姿勢が結構ツラかったりするんですよね。
で、目線を上げられるように外部モニターをメイン、ノートパソコンをサブモニターにしようと思ったんです。
ちょうどこんな感じですね。
ただこうしてしまうとノートパソコンのキーボードが使えないので、どうしたら良いものかなーって色々考えて結論に至ったのが「ゲーミングキーボード」の導入でした。
ゲーミングキーボードってサイバー感が強いしギラギラしてて嫌だ!って感じる人も多いと思うんですけど、その考えは安直すぎます。
ウェブデザイナーだからこそ、ゲームをしないからこそのメリットがあるので、ちょっと見ていきましょう。
CONTENTS
なぜにゲーミングキーボードなのか
キーボードには「オフィスキーボード」とか「ゲーミングキーボード」とかがあるんですけど、なぜにゲーミングキーボードが良かったかというと、簡単です。
オフィスキーボードはどれが良いのか分からないから。
詳しく言うと、オフィスキーボードって「打てれば良い」レベルのものから「最高の打ち心地」まで幅が広すぎるんですよね。しかも最高の打ち心地レベルはHHKBとかReal Forceと言った超高価なものなので、気軽に買えるものではありません。
それに対してゲーミングキーボードというのは安いものでも「ゲームができる」という最低担保があるので、安いものを買ってもオフィスキーボードの「打てれば良い」レベルより上です。
ゲームをしないからこそ、ゲーミングキーボードがおすすめなのですね。
キーの耐久性が高い
ゲーミングキーボードに使われているスイッチに「メカニカルスイッチ」というのがあります。
メカニカルスイッチというのはキーボードのキーのパーツのことですね。有名なものだとCherry MXとかがあります。
赤軸がどうだとか青軸はうるさいとか細かい話は置いておいて、メカニカルスイッチは非常にタフで、メーカーのストロークテストをクリアしたものが多いので、基本的に壊れにくいものが多いです。
またキートップを交換できるものも多いので、カスタマイズ性が高いのも特徴ですね。
種類がたくさんある
オフィスキーボードよりは少ないですが、ゲーミングキーボードも選択肢がたくさんあります。US配列と日本語配列、フルサイズとテンキーレス、有線/無線、など、マジでたくさんあるのでじっくりと探せば自分に合うものを見つけることができるはずです。
安物買いの銭失いになるよりは、ある程度の予算感で何年も使えるもの、できればQOLを上げられるデザインのものを選んでみましょう。
ウェブデザイナー向けゲーミングキーボードとは
というわけで、じゃあ探してみようと思ってもゲーミングキーボードはウェブデザインにはオーバースペックになってしまうこともあったり、いかにもゲーム向けのデザインという商品も多数あります。
デザイン性が高くて手頃、なおかつ耐久性や信頼性のあるものを選ぶ必要があるので、ゲーミングキーボードに搭載されている機能を見てみましょう。
ラピッドトリガーは要らない
FPSゲームは0.1秒とかそれ未満くらいの速度で勝敗を分けることもあるので、シビアな反応にも対応できるラピッドトリガーが搭載されているものが人気なのですが、これが搭載されているものは比較的高価です。
ウェブデザイナーはそんな速度を求められることは99.9%ないので、ラピッドトリガーを搭載したものは選択肢に含めなくてもだいじょうぶです。
ちなみにラピッドトリガーとはこんなもの。
ラピッドトリガーとは、ゲーミングキーボードに搭載されている機能で、キーの移動量を検知してONとOFFを切り替えるものです。キーを押し込んだ瞬間に入力され、キーが戻りはじめた瞬間に入力解除されるため、より速く細かい入力が可能です。
ラピッドトリガーは、FPSゲームで特に有効です。移動中は精度が損なわれる仕組みのゲームで、相手よりも早く静止態勢に入ることができれば、ヘッドショットを狙うための照準精度が大幅に向上します。
まぁ、ゲーミングキーボードの中でもかなりゲームに特化したキーボードってことですね。なので、FPSゲームをしないウェブデザイナーには必要ありません。
テンキーは要らない
次にテンキーですね。個人的にはテンキーがあるフルサイズよりもテンキーレスがおすすめです。
ウェブデザインをしていると数字をよく打つのでテンキーがあったほうが良い気がするんですけど、テンキーを使うときは単位も合わせて入力することが多いですよね。例えば「px」とか「rem」とか。
なので、できるだけキーボードから手を動かさないようにするためにテンキーレスのほうがおすすめかなーって思います。
フルサイズキーボードだと物理的にマウスまでの距離も遠くなったり、そもそも物理的な大きさからデスクが狭くなったりするので、できればテンキーレスがおすすめです。
おすすめゲーミングキーボード
というわけで、2024年9月現在、特におすすめのキーボードをいくつか紹介していきますよー。全て日本語配列で、メカニカルスイッチを採用したテンキーレスのゲーミングキーボードです。
Logicool / G713 / G715
LogicoolのG713とG715です。
G713はUSBケーブルで接続する有線タイプ、G715は無線タイプです。G715は有線でも接続できるのでG713の上位互換という立ち位置ですが、高価&結局はケーブルを繋いで充電しないといけないので個人的には有線のG713がおすすめです。
ちなみに購入すると雲のリストレストもセットで付いてきますよ。
Logicool G / PRO X TKL LIGHTSPEED
LogicoolのPRO Xです。
プロゲーマー向けの本格的なキーボードです。無線は少なからず遅延が発生するんですけど、LogicoolのLIGHTSPEEDという技術が使われていているので超低遅延で接続することができます。
仕事もするけどFPSもするワガママデザイナーにおすすめですね。
CORSAIR / K60 PRO TKL
CORSAIRのK60 PRO TKLです。
ゲームに不要なものは全て排除したシンプルなキーボードで、価格は比較的安価ですが性能と耐久性は充分です。
RAZER / BLACKWIDOW LITE
RAZERのBLACKWIDOW LITEです。
キーライティングはホワイトのみのシンプルなキーボードです。2020年くらいに発売されて安価でデザイン性が高いので結構売れたんですが、生産は終了しているので新品ではもう手に入らないと思います。
手に入れるなら中古ですね。
ちなみに不満点として、接続するケーブルはマイクロUSBになっているのと、スペースキーが少し小さいのでタッチタイピングが苦手だと少し気になるかもしれません。
さいごに
というわけで、ウェブデザイナーにおすすめのキーボードのご紹介でした。ノートパソコンでも外部のキーボードを使うことで作業効率を上げられたり、さらに肩こりや腰痛の予防にもなるかもしれないので、自宅での作業をメインで行っているのであれば外部キーボードを検討してみてくださいねー!