基本的に仕事中はずーっとイヤホンとかヘッドホンとかを使ってるんですけど、そんなぼくに、「うちの製品使ってみない?」ってことで、SOUNDPEATSさんからワイヤレスヘッドホンの「SOUNDPEATS Space」をご提供頂いたので、2週間くらい使ってみたレビューです。

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レビューの前に

で、そもそもお前はヘッドホンとかのレビューができるような人間なのか?果たしてそうなのか?と思われるのもあれなので、今使っているイヤホンとかヘッドホンをちょっと集めてみました。

  • 3COINSのTM-086 (2,000円くらい)
  • ambieのsound earcuffs (16,000円くらい)
  • SONYのWF-1000XM4 (28,000円くらい)
  • SONYのLinkBuds (22,000円くらい)

位置情報ゲームをやったり外出先で使えるようにイヤホンを多めに持っていますが、毎日絶対に使ってるのは3COINSのTM-086っていう2,000円くらいのワイヤレスヘッドホン。このヘッドホンがめちゃくちゃ良いというわけではなくて、他に安くて良いものが見つかってないから使ってるって感じですね。

LogicoolのG735とか1回使ってみてすっごい良いなーって思ったんですけど30,000円くらいするので気軽に買える価格ではないですからねー。

ちなみにTM-086は連続再生時間が5時間くらいで、だいたい3mくらい離れると途切れるので価格相応のクオリティです。さすがに多くは求めてはいけない価格ではあるんですけど、Discordとかzoomとかを使ったミーティングのときの遅延はめちゃくちゃ気になるし、5時間しか使えないので結局1日中ずーっと使うことはできません。

SOUNDPEATSとは?

SOUNDPEATS<サウンドピーツ>は2010年に誕生したオーディオ専門メーカーで、価格と音質をバランス良くした製品をラインナップしているのが特徴です。

SONYは音に全振りしていてLogicoolはゲームに全振りしているような、そういう「全振り」をせずにニュートラルな製品作りをしているので、誰がいつ使っても納得ができるようなものが多いですね。

なので、価格だけ高くて「この機能はどこで使うねん!」というものはなくて、イコライザーとかノイズキャンセリングとか「オーディオ好き」でも納得できるような機能を搭載しています。

SOUNDPEATS Space

SOUNDPEATS Space<サウンドピーツ スペース>はSOUNDPEATSのワイヤレスヘッドホンで、機能がこれでもかと詰められた渾身の製品になっていますよ。

SOUNDPEATS Spaceは機能が豊富すぎるため、さらっと見てきましょうー!

同梱物

まずパッケージを開くとヘッドホン本体がどーんってあります。

ヘッドホンはスポンジの枠に収められていて、そのスポンジを外すと同梱物があります。

同梱物はシンプルで、3.5mmジャックのAUXコードが1本、充電用のUSB-A to Cのケーブルが1本、取扱説明書が1点となっています。

アクティブノイズキャンセリング(ANC)を搭載

アクティブノイズキャンセリングを搭載しています。

が、これに関しては超強力ではないのでSONYレベルで期待してるとちょっと期待外れになりますが、そもそもSOUNDPEATS Space自体がかなり遮音性が高いので、普段使いであれば納得できるくらいのノイズキャンセリングは効きます。

また、ノイズキャンセリングを使うと耳がこもった感じになる製品もありますが、それもありません。

外部音取り込みモード (パススルーモード) → 何もしないモード → ANCモードを左側の物理ボタンで切り替えることができます。

40mmのドライバーを搭載

ドライバーが大きくなると低音域がはっきりと聞こえるようになるので、単純に低音から高音まで幅広くパワフルな音域を楽しむことができます。

ゲームや映画の爆発シーンで迫力がないと感じたら、ドライバーが小さいのが原因になってることが多いです。ドライバーが小さいと音量を上げてもスカスカした音質になっちゃうので、ある程度ドライバーは大きいものがおすすめ。

ちなみに30,000円くらいのLogicoolのG735で40mmのドライバーが搭載されていますので、もしG735を絶賛している人がいればそれくらいの迫力は期待できるってことですね。

123時間の圧倒的な連続再生時間

これはすごいんですけど、充電が完了するまで2時間、使える時間は123時間です。

最初スペックを見たときは掲載ミスで「23時間」かと思ってましたが、本当に「123時間」だったみたい。

やばくね?

長時間使えるよーって謳ってるものでもノーマルモードで60時間くらいだと思うんですけど、123時間ってね。

これ待機時間じゃなくて連続再生時間ですからね。

ちなみにバッテリーがなくなっても10分充電するだけで12時間使えます。

やばくね?

アクティブノイズキャンセリングを有効にしてる状態でも60時間使えます。

超軽量でコンパクト

ヘッドホンの最大の欠点は重さと大きさですね。ぼくは肩こりがないのでヘッドホンの重さにそこまでこだわったことがなかったんですけど、SOUNDPEATS Spaceは264gくらい = Tシャツ1枚分くらいの重量です。

LogicoolのG735が273g、SONYのWH-1000XM5で250gとなっているので、ハイエンドのヘッドホンより軽いのが魅力です。

あと嬉しいのがコンパクトに折りたためるので、旅行とか出張とか荷物がかさばるときにも持って行きやすいですね。

12時間くらい付けっぱなしの日が数日ありましたが、重く感じることはなくて耳も痛くならなかったです。

低遅延ゲームモードを搭載

そもそも「ワイヤレス」というのは、「Bluetoothで接続する」か「USBレシーバーで接続する」かの2系統があって、SOUNDPEATS SpaceはBluetoothでの接続になっています。

「へぇー…で、それがどうしたの?」って思うと思うんですけど、これが結構重要で、BluetoothとUSBレシーバーでは遅延速度にかなり違いが出てきます。

例えばゲーミングヘッドホンとかに使われてるUSBレシーバーを使ったものは、低遅延ですがUSB-Aのポートを使うのでスマートフォンとは接続できません。あと電子レンジとかの2.4GHz帯の電波を出しちゃう家電を使ってると干渉して途切れることがあります。

Bluetoothでの接続はUSBレシーバーが要りませんが遅延がそれなりに大きいです。音楽を聴いてたりアニメを観てると気にならないですが、ドラマとか映画とかでは音声と映像がかなりズレるので気になる人も多いと思います。

接続方法と特徴をまとめてみるとこんな感じですね。

Bluetooth 遅延はあるけどUSBポートが要らない。
USBレシーバー 遅延は少ないけどUSBポートが必要。
有線 遅延は無いけど動きが制限される。3.5mmのイヤホンジャックが必要。

SOUNDPEATS SpaceもBluetoothで接続するのでそれなりに遅延があるんですが、「低遅延ゲームモード」という機能を搭載していて、Bluetoothの最大の欠点と言える遅延を65msまで改善することができるのですね。

LogicoolのLightspeedであれば29msという有線並みに超低遅延を実現しているので、さすがにそこには追いついてない…というか追いつく必要があるのかってレベルですが、65msでもまぁまぁ低遅延です。

低遅延ゲームモードはスマートフォンアプリ「SOUNDPEATS」から設定することができます。

アプリを使うのがわずらわしいときは、ヘッドホン右側にある電源ボタンを素早く3回押すことで、ゲームモードのオン/オフを切り替えることができます。

それでも遅延を感じたら3.5mmジャックのAUXコードが付属しているので有線で繋げることもできますよ。

マルチポイントアクセスに対応

今となっては珍しくないマルチポイントアクセスに対応しています。2台まで。

マルチポイントアクセスは例えばスマートフォンとパソコンを繋げておけば、スマートフォンから音楽を再生するとその音楽が流れて、パソコンからYouTubeを観るとYouTubeの音が聞こえるというシステムです。

スマートフォンとプロジェクターなんかにペアリングしておいて、パソコンでは有線にするって使い方でも良いかもですね。

使ってみた感想

というわけで感想をちょこっとまとめてみました。

音質は良い

音質については決定的なのがドライバーの大きさですね。ドライバーが大きい = 低音域がはっきり聞こえるっていうのもあって、イコライザーが使える人ならドンシャリ設定でもパーフェクト設定でも自由に音を作ることができます。

そういうことはさっぱり分からない…ということであれば、9種類あるプリセットから選んでも良いですねー。

ぼくは音域が広いドンシャリが好きなので音楽はもちろんですが、映画を観るときにも良かったですよー。

低遅延ゲームモードはミーティングでも役立つ

音声の遅延速度を65msにできるゲームモードですが、Discordとかzoomのオンラインミーティングではかなり役立ちました。

あたかも目の前で実際に人が喋ってる感じ…ということはありませんけど、BluetoothのワイヤレスでDiscordなどの遅延が気になってる人にはめっちゃおすすめですね。

連続性再生時間がすごい

あと何より良かったのが連続再生時間が123時間あるってこと。これはすごくて、60,000円くらいするSONYのWH-1000XM5でもノイズキャンセリングがオフの状態で最大60時間ですからね。

SONYと比べて2倍以上使えるってことです。

これはすごい。

普段使ってた3COINSのTM-086は連続再生時間が5時間くらいで1日中ずーっと使うことができなくてそれが不満だったんですけど、それが解消されました。

物理ボタンが嬉しい

何気に嬉しかったのが、操作は全部物理ボタンということでした。音量の上げ下げと電源は右、ノイズキャンセリングの切り替えは左となっていますが、すべて物理ボタンなので何かが触れて音楽が止まるとかがありません。

手で触って何がどのボタンか分かるので、それは意外に嬉しかったです。

さいごに

まぁとにかく機能が豊富で長時間の連続使用ができて、かつ手が届きやすい価格帯ということで、不満を探すほうが難しいヘッドホンでした。

ゲームにも音楽鑑賞にも仕事にも使いやすいので、これ1台持っておけばオールマイティに楽しめると思いますよ!